この15 イボンヌ〜きみと過ごした日々〜PART1 

こんにちは、
おとといの晩御飯なんか思い出したくもないイシデです。

ibo



少し前の話になります。
ある日
珍しく鏡なんぞ見てみたら、

「………ん?」

左目の下に小さなできものができていました。
痛みは特になし。

はて、こんなところにこんなぷっくりしたものあったっけか?
ていうか自分の顔ってこんなだったっけ?

何せ今私は、
毎月25日発売小学館月刊IKKIにて連載中リアルワールド(←宣伝のしすぎで息継ぎなしで言える)の
最終回のことで頭がいっぱいで、
できものも鼻の頭もそう大差はない心持ちなのです。

そんなわけで、

まあいいや、
こういったものは少しずつ大きくなってある日発見されるものだろうから、
今日の発見はなかったことにして
1ヶ月後ぐらいに改めて発見するとしよう。
と、nowを捏造したのですよ。

ところが。

このできもの、そんな大人の事情を察する気配まるでなく、
日に日に大きくなってきます。
こんなに健やかに成長されては、やがて近い将来
すっかり定着して目の下を陣取り、
黒々と色素沈着してあげく
毛なんか生えちゃったりするやもしれません。

困ります困ります。
私の顔をリアル「教科書のラクガキ」にされては困りますよ!

そんなとき、おなじみのあのメロディが脳裏をよぎりました。

「おおっつかびよ〜♪けいっせいげか〜♪」

イボの切除といえば美容外科。
そうか…私も齢30にして大塚娘となる、か…。

それもまた人生、
どうせやるなら近場でさっくり終わらせたいものだ、と
調べてみたものの、どうも徒歩圏内にその手の病院がない。
オーツカもタカスもシナガワもなし。

まあな、住宅街だしな。

ほんで今、私はなにしろ
毎月25日発売小学館月刊IKKIにて連載中リアルワールド
最終回のことで頭がいっぱいなので、
20分で出られる都心にすら出るのが億劫なんです。

参ったな…と思っていたら、あるとき気の利く友人が言いました。

「イボといったらイボコロリ!

コロリ…コロリかあ!
コロリと取ってしまいなよ!なるほど。
気づかなかった。
賢明な忠告というものはたいがいシンプルなものだわ。
忠告っていうか、それ言いたいだけだろって気も
しなくもないが、まあいいや。
ありがとう、友よ!
そうですよ、効くのかどうかは知らないけれど、
市販薬があるぐらいだから、
大塚娘。加入以外にも方法はあるのよね、きっと。

さっそくコロリを買いにコロリコロコロ薬局へ。

「……………」

ibotyonn


チョン?

おぼろげな記憶ながらも、幼少期に見たコロリと、ロゴもパッケージも酷似している気がする…。
しかし、コロリではなく、チョンなのです。
うーん。
しかしその他にあるイボの薬は、すべて絆創膏のような、貼るタイプで、
そんなものを目の下の貼ったりした日には
土手で隣の中学の番長とけんかをしてしまうかもしれません。
そんな友情の深め方はなかなか魅力的ではありますが、
何せ私はいま毎月25日発売小学館月刊IKKIにて連載中リアルワールド最終回なので、
新しい友より時間のほうが大事なのです。
さっさと直して毎月25発小月IKK連リア最にとりかからねば。
小首をかしげながらもチョンのほうを購入し、帰宅したのでした。


(続く)


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