この191 私という猫 22-1 ねこくらべ2 

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黒田梢さんと竹原ピストルさんのライブに行っても〜れつにタギった話。

黒田梢さん竹原ピストルさんのライブに行ってきました。
梢ちゃんと私はもうずいぶん長い付き合いになるお友達で、梢ちゃんと竹原さんはさらに旧知のミュージシャン仲間で、梢ちゃんにとっては約1年ぶりのライブで。その間、梢ちゃんが何をしていたのかというと、子育てをしていたのです。

梢ちゃんの歌の多くは女の、どうしようもない、だめなんだけどどうしようもない情念の恋歌が多く、私は彼女の歌を聴くとぐっと来すぎちゃって口の中が変な味になったり頭がフラフラしたりして、大好きなのに席を途中で立ってしまったりしていました(ごめん)。

そんな歌を、母になった梢ちゃんが久々にステージに立って歌ったわけです。もうね、私はすごい幸福感にやられてしまってずーっとニタァと笑みっぱなしでした。梢ちゃんの歌をまだまだずーっと聴いていたい、と思ったのは初めてでした。そういうライブでした。

竹原さんのライブもすごく良かった。
くだらないことをくだらないこととしてやりすごせず苦しんだり、それをちょっと照れくさがったり、そもそも「くだらないこと」として処理しようとしてしまうことに苦しんだり怒ったり、それでもまっすぐであり続けることにひたすら憧れている、「商業用まっすぐ」じゃないまっすぐさで、かといって、ふわふわと地に足の着いていない、幻想みたいな「乙女まっすぐ」でもなくて、折れてしまいそうな天災や人災に耐えながらまっすぐであろうとする、トタン屋根の上のアンテナみたいな「業務用まっすぐ」って感じで、私は、「ああ、早く家に帰って漫画かきたいなあ」と、がっしゅんがっしゅん刺激を頂戴しました。

最後に竹原さんがMCで、梢ちゃんの、上京してきて夢に苦しんだり恋に苦しんだり生活に苦しんだり、もがきながら立ち上がったり立ち上がれなかったり化粧が濃くなったり(これはすごいわかる。私もしんどいときはどういうわけか厚化粧になる)、
そういういろんなことの上に今の、母としての梢ちゃんがあり、今日のステージがある、それを自分は心から嬉しく思っていて、応援歌を歌いたい、というようなことをおっしゃっていて、私は「そう!そうなのよ!私も歌う!(歌うな)」と同意を絶叫したい気持ちでいっぱいで、そのエールを梢ちゃんがどう受け止めたのかというと、
なんとその場に梢ちゃんはおらず、お外でベイビーをあやしていたのでした。がーん。

でも、それ以上の大きな受けとめ方があろうか、いや、ない!せつないけどこれでよいのだ!と嬉しいような悲しいような得したようなそうでもないような思いで、それはまるで梢ちゃんと竹原さんの曲がもう一曲ずつ追加されたようなできごとでした。

今夜は興奮して眠れそうもない、と思っていたけれど、帰宅してビール一本空けたらそのままぐっすり寝てしまいました。
朝目が覚めて、布団のなかで「よし、全力で寝たぞ、これが満足感だぜ!今日はこれから西友に、ねぎと豆腐とタイツ(寒いから)を買いにいってやるぜ!」と朝っぱらから暑苦しく拳を握り、飛び起きたのでした。




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