この393 絵描きイシデは唐辛子を欲す

ずっと前、もう何年も前に見たテレビ番組の話。
中国の発展とか変化とかそんなようなテーマを扱った
ドキュメンタリー番組で、どういう話の流れか忘れたけれど、
”四川料理の度を越した辛さ”について、
編集者で詩人という中国人男性が語っていた。

”近年、中国の発展に合わせるかのように
四川料理はどんどん辛さがエスカレートしている。”

”ひとは生きることを急ぐと、より辛いものを食べるようになる”

彼の持つ、「編集者で詩人」という
ものすごく生きにくそうな肩書きも気になるところだが、
彼の言う「四川料理が辛くなっていく理由」は興味深い。

辛いカレーのインド人はあんまり生き急いでる感じしないけど、
辛いキムチの韓国人は生き急いでる感じがする。
辛いトムヤムクンのタイ人はどうだろう。”早歩き”くらいか。




お話つくり担当のイシデサンの時間の無駄遣いっぷりは貴族ばりで、
実作業1時間で出来るようなことにたっぷり3日使ったりするし。
買いたいものは後先考えずに買い、贅沢な食事をする。
どうしようもないしかめっ面で、不幸を嘆き、ため息ばかりつく。
そんで絵を描く人間の気持ちも考えずに平気で
「(上空、遠景)」とか「(廃材置き場に猫20匹)」とか汚い字で書き込む。

絵描きイシデの立場は弱い。
絵描きイシデは掃除洗濯炊事をし、アシスタントに行き暮らしを支える。
お話つくり担当のイシデは、絵描きイシデのことを
「頭使わない気楽な肉体労働をするひと」と小ばかにしているふしがある。


お話つくりイシデの尻拭いは、絵描きイシデの仕事。
あいつの無駄遣いのしわ寄せが、全部絵描きイシデに来る。
憎たらしい。あいつ、ぶん殴ってやりたい。
しかし絵描きイシデにはそんな暇はないのだ。

絵描きのイシデは今、まるで漫画家みたいな忙しさで、
日々辛い辛~いものを欲しては食べ、生き急いでいます。


でんやこのごろ ~イシデ電ブログ~

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